2025.02.13
耐震について、考える。
こんにちは☀️
明日はバレンタインデーですね♪
あまり関係のないイベントではありますが、チョコレートが大好物の我が子がワクワクしてくれているので帰りに買って帰ろうと思います。
そのうち母からのチョコレートは欲しがらなくなるのでしょうか(寂
すてきなバレンタインデーをお過ごしください☺️
さて。
今日のテーマは「耐震」。
私は、とても不安に陥りやすい性格なんですが、
喉元過ぎればナンとやら、で、すぐに不安だったことも忘れてしまう都合のいい性格でございます。
震度5程の地震がくると、その後に大きな本震が来るのでは?などと思い耽り、
家族と災害用伝言ダイヤルの練習をしてみたり、
非常用持ち出し袋の中身チェックをしてみたり、
楽天市場を開いて「災害用」という検索ワードを打ってみたり。
一人慌てふためいているのですが、
時が経てば、日々の雑念に追われ子育てに奮闘し、また平時に慣れてしまっております。
もちろん、毎日怯えながら暮らすわけにはいきません。
大切なのは、「確かな知識」と「日頃の備え」そして「正しく怖がること」だと思っています。
日本は、太平洋プレートやフィリピン海プレートなどの複数のプレートが接しているため、地震大国と呼ばれるほどたくさんの地震が起きています。
これはもう変わらない事実です。たくさんの有識者の方々が、地震の予測を立て、それらをもとにした被害想定も公表されています。私たちにできることは、その予測を参考にして、命を守る備えをしておかなければなりませんね。
それでは、ここからは建築屋さんとしての視点で、耐震について考えてみたいと思います。
上の図表は、法律で定められている「耐震基準」の推移について説明したものです。
1981年に「新耐震基準」が定められましたが、その十数年後に発生した阪神淡路大震災において新耐震基準で建てられたお家にも大きな被害が出ました。
その教訓を踏まえ、筋交金物、ホールダウン金物、基礎には鉄筋をすることなどが謳われ「2000年基準」が施工されました。
2000年基準以降に施行された住まいは、壁量も増え金物などによる補強のおかげでとても強いお家になりました。
この、2000年基準を満たしたお家が、いわゆる【耐震等級1】となります。
ですが、この耐震等級1をクリアしていてもなお被害が出てしまう地震が起こっています。
それが、震度6強を超える地震。
そして、繰り返しの地震です。
記憶にも新しい、熊本地震の際に相次ぐ震度5以上の地震速報にとても恐怖を感じました。
1度の大きな地震に耐えられても、2度3度とくる大きな揺れでお家には多大なダメージが蓄積されてしまっています。
だからこそ、より強いお家にしてあげることが大切なんです。
等級1の1.5倍の強さを実現した、耐震等級3。
これは、命を守り、その後も住むことができる家にするためには必要なんじゃないかな、と思っています。
そして、もう一つ大切なもの。
それが「制震ダンパー」の存在です。
先述の通り、繰り返しの地震によって住まいへ多大なダメージが蓄積されてしまいます。
つまり、「揺れ」そのものを逃す、揺れ幅の少ない家にすると良いのではないでしょうか。
(参照:住友理工TRCダンパー(弊社標準仕様))
揺れ幅が少なくなることで、室内の被害が抑えられることはもちろん、構造部材などへの損傷も抑えられます。
万が一の時にも、安心して過ごせる場所であってほしいので、設計も大工も妥協せず真摯に家づくりに臨んでいます。
では、
2000年基準以前の我が家はどうなの?
実家の耐震は大丈夫かな?
そんなご心配をお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
とある調査によると、2000年5月以前に建てられたお家のおよそ9割が現行の耐震基準を満たしていないという結果も。
これはあくまで一部の調査結果であり、年代が当てはまるから危険、というわけではありません。
ですが、不安な気持ちを抱えたまま日々を過ごすよりも、まずは知ることが大切だと思っています。
耐震診断(宮崎市補助あり※今年度分は終了)、住まいの相談会などを開催しております。
まずは、知ることから始めてみませんか?☺️
疑問や不安に、お答えします。
そして!日頃の備えもとっても大切◎
災害用伝言ダイヤル171、一度家族で練習しておくことをお勧めします☎️
毎月1日と15日は練習ができるようになっております☝️
つまり次は、明後日2月15日なんです☺️
ぜひ、大切な家族と、もしものお話をしてみてくださいね。