2025.04.05
【南郷町:蛯原林業さま】木材について学びました!
こんにちは☀️
いつの間にか、4月になっていました🌸
もうすっかり春。新年度。
桜も、ここのところの強風や雨で花びらを落とし始めていますが、
葉桜も、なかなかいいものです☺️
4月1日付で、M図建築工房にも新しい方々が入社してくださいました!
とっても素敵な、頼れる方ばかりですので、また後日きちんとご紹介させていただきますね。
先日の入社式の様子をちらり。
さて、本日は勉強会シリーズ5回目。
今回は、建築屋さんとして仕事をする上で切っても切れない、とっても大切な素材の一つ。
木材
について、学びます。
大工さんはもちろん、私たちも毎日目にしている木材。
M図が標準仕様としているのは、
構造材に県産材のスギ4寸、自然乾燥材を。
なぜ、時間を要する自然乾燥材を標準としているのか。
今回は、木材のプロ「蛯原林業」さんにお越しいただき、勉強会を開催していただきました📖
こちらのお方が、蛯原林業さん3代目社長さん。
日南市南郷町に会社を構え、今年でなんと創業85年!!(すごい!!
あと15年で100年です。
おじいちゃんの代からスタートして、きちんと意志が引き継がれていて。
M図が目指している姿そのものです✨
山師さん含めて、14名のスタッフで宮崎の山々を守る、かっこいい林業家さん。
宮崎で「自然乾燥材」を担ってくれる林業家さんは、とても少ないのだそうです。
M図専用の土場
自然乾燥材(エアドライ=AD材)は、文字通り自然の力で乾燥させて仕上げた木材。
その乾燥期間は約6ヶ月〜1年ほど。
とても時間のかかる作業で、且つそれだけの場所が必要になります。
木材は大きく3つの製品があります。
①グリーン材
乾燥処理をしていない木材、生材とも呼ばれていますね。
水分をたくさん含んでいますので、収縮や重さがあります。
②人工乾燥材(キルンドライ= KD材)
強制的に乾燥させているため、製品としての出荷が早いです。
表面割れや乾燥むらが少ないというメリットの反面、内部破損のリスクも。
そして…
③自然乾燥材(エアドライ=AD材)
時間をかけて、自然の力で乾燥させます。
乾燥後も、木材は呼吸を続けていますので表面割れのリスクがあります。
ですが、ゆっくりと時間をかける分、油分を逃さず、しっとりとした手触りや木材本来の独特な色や香り、艶が損なわれません。木材の細胞を壊さず乾燥しているので、強度が高いのもメリットの一つ。
写真左より、AD材・KD材・グリーン材です。
持ち比べるとはっきり分かるのですが、グリーン材は重さがあります。
水分を含んでいる分、ずっしりとした重み。
対してKD材は、カラカラなので軽いです。
表面上は分かりませんが、内部は割れているものも。
そして、香りにも違いが!
3種類を小さくカットし瓶詰めしたものを、ご準備していただきました。
嗅いでみるとはっきりと違いが分かるのですが、
KD材は、少し焦げたような、特有の香りがあります。
AD材は、木材の優しい香りがあり個人的に好きな香りです🌳
実は木の香りには、ヒーリング効果があるそうです☺️
森林浴で心が安らぐのは、視覚的にはもちろん、嗅覚にも訴えるものがあるのでしょうね🍃
それぞれ、メリットやデメリットがありますが、
お話を聞いて更にAD材の魅力を感じました❗️
そしてそして、
やっぱりM図のお客様には、生きた木材を使った『心地よい空間』で過ごしてほしいと思っています🌳
最後までお読みいただき、ありがとうございました☺️